Periploos - 博物館網走監獄裏門

博物館網走監獄裏門

高さ四・六メートルのイギリス積煉瓦壁と一対の門柱からなる。門柱の中央に間口三・二メートルの櫛形アーチを見せる出入口を設け、東脇にアーチ状の脇門を開ける。笠石や扉の取付部は網走監獄内で採取された凝灰岩を用いており、受刑者によって建設された。

最寄り駅: 網走駅

もと網走監獄の裏門で、外部からの来訪者や受刑者を監視した。建築面積二平方メートル、六角形の平面を呈する。各面にガラス窓を配し、全方向への監視を可能とした。ドーム状の屋根先に鉾状棟飾りを立て、腰は下見板張とするなど瀟洒な外観をもつ小建築。

もとは入口哨舎と対向して鏡橋出口に配置され、外部からの来訪者や受刑者を監視した。建築面積三平方メートル、六角形の平面を呈する。各面にガラス窓を配し、全方向への監視を可能とする。ドーム状の鉄板葺屋根に鉾状棟飾りを立てて特徴的な外観とする。

もと網走監獄西門で、主に業者の出入りを点検した。六角形平面の木造、鉄板葺、建築面積三平方メートルで、一面に片開き戸を設け、他五面に引違い窓を配し、腰は下見板を張る。軒破風下端には雲形の装飾を設けるなど細部に意匠を凝らす。